こんにちは。栄養士修行中の関谷です。

今回は、「なぜ高い血糖値をそのままにしてはいけないのか?」という疑問を徹底解説していきます。

「血糖値が高いと良くない」というのは、
なんとなく頭でわかっていると思いますが、

「具体的にどのような恐れが考えられのか?」
「どういった仕組みでそうなってしまうのか?」

といったところを、
出来る限りわかりやすい解説していきます。

糖尿病による三大合併症

血糖値が高くなる ⇨ 糖尿病

糖尿病は太った人だけがなるわけではなく、
痩せている人でも糖尿病になってしまう可能性は十分にあります。

「糖尿病」という言葉で調べてみると、
「インスリンの作用不足により高血糖が慢性的に続く病気。」と書かれています。

「正常に、血液中のブドウ糖(血糖)が利用出来ていないような状態」ともいえます。

糖尿病は、「空腹時血糖値が126mg/dl以上」もしくは「HbA1cが6.5%以上」の場合、
糖尿病の可能性が考えられると判断され、
両方を満たす場合、糖尿病と診断されることになります。

糖尿病の何が怖いかというと、
自覚症状がほとんどなく、気づいたときには恐ろしい合併症を発症していることも多いからです。

網膜症

目の網膜に起きる障害です。
糖尿病の合併症のひとつで、眼底出血や視力の低下、進行すると失明してしまいます。

なぜこのようなことになるかというと、
高血糖によって、網膜に広がっている毛細血管が傷ついたり詰まったりして、
進行すると目の機能を維持することができなくなるからです。

孫の顔を見ることが出来なくなったり、
パートナーとの旅行なども最大限楽しむことが難しくなってしまうことを考えると、
辛いですよね……。

腎症

腎臓に起こる障害です。
糖尿病の合併症のひとつで、老廃物の排出が滞り、進行すると人工透析が必要となります。

なぜこのようなことになるかというと、
網膜症と同じように、糖尿病は全身の小さな血管を傷めつけ血管が詰まったり破れたりします。
腎臓の糸球体は細い血管が多いので腎症が起こりやすく、
腎臓の機能を維持することができなくなってしまいます。

腎症の場合は、尿検査で発見できることもあります。

神経障害

神経に起こる障害です。
糖尿病の合併症のひとつで、末端神経に障害が起こり、進行すると組織が壊疽してしまいます。

なぜこのようなことになるかというと、
上の2つの病気と同じように、糖尿病が進行すると足先などの体の末端の血液循環が悪くなり、
更に免疫力の低下も加わって炎症をまねき、足が壊疽を起こすことがあります。

悲しいことに、神経障害が起きているため苦痛を感じず、
壊疽を進行させてしまうことで、足を切断することになってしまうことがあります。

足を切断することになってしまうと、
自分の足で好きなところに行けなくなってしまいます……。

動脈硬化からくる他の病気も

怖いのは、糖尿病による三大合併症だけではありません。

毛細血管が傷つくだけでは済まず動脈にまで影響が出ると、
正常だとしなやかのはずの動脈が、硬くなり弾力性が失われます。
そうです。動脈硬化です。

動脈硬化が進行してしまうと、最悪の場合血管が詰まってしまい、
心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中に発展してしまうことも考えられます。

「心筋梗塞」「脳卒中」はなんとなく聞いたことあるレベルの単語ではなく、
日本人の死因順位2位と3位の病気です……。

心臓でも脳でも、血管というのは、
私達の体を正常に動かすためには、非常に大事な存在です。

「心筋梗塞」や「脳卒中」などの怖い病気から身を守るためにも、
血糖値が高くならないように普段から気をつけて生活していきましょう。

なぜ高い血糖値をそのままにしてはいけないのか?|まとめ

なぜ高い血糖値をそのままにしてはいけないのか?|まとめ

いかがでしたでしょうか?

血糖値が高くなってしまうと、
毛細血管や動脈などの血管が傷つき、
決して他人事ではない、
怖い病気にいつかかってもおかしくないような状態となってしまいます。

日本では毎年、合併症によって人工透析を始める人が15,000人以上、
足の切断を余儀なくされる人が1万人以上、失明してしまう人が3,000人以上いるそうです……。

血糖値が高い方は、お医者さんや専門家の指導を受け、
高くない方は、今の数値を維持していくために、
1度食事や生活習慣などを、
無理のない範囲で、見直してみましょう。

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