おはようございます。まーくんです。
今回は、腸内環境の話をするうえで、
切っても切り離せない大事な要素である、
「善玉菌と悪玉菌の関係」についてを、
出来る限りわかりやすい解説していきます。
「善玉菌」や「悪玉菌」は、
健康をテーマにしたテレビ番組や、
ヨーグルトなどの商品の説明に出てくることがあって、
みなさんもよく目にしていると思います。
よく目にしている言葉だけど、
「善玉菌って何?」
「悪玉菌って何?」
って聞かれたら、うまく答えられないですよね。
善玉菌はなんとなく良さそうで、悪玉菌は悪さをしそうなイメージ……。。。
Contents
善玉菌・悪玉菌それぞれの意味・役割

善玉菌
まずは、「善玉菌」の意味・役割についてです。
厚生労働省のホームページから引用すると、このように書かれています。
善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、
悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、
食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作ります。また善玉菌は腸内でビタミン(B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸)を産生します。
厚生労働省ホームページより
さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫力を高め、
血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。
端的にいうと、「腸内環境を良くし、体の免疫力を高める」ということですね。
代表的な善玉菌は「乳酸菌」「ビフィズス菌」です。
悪玉菌
続いて、「悪玉菌」です。
こちらも厚生労働省のホームページから引用すると、このように書かれています。
悪玉菌は、たんぱく質や脂質が中心の食事・不規則な生活・各種のストレス・便秘などが原因で腸内に増えてきます。
厚生労働省ホームページより
腸内細菌は肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症、炎症性腸疾患などの疾患と密接な関係があり、
これらの患者の腸内細菌は健常者と比べて著しく変化していることが知られています。
悪玉菌は名前の通り、病気の引き金であったり、
体にとって害をもたらす可能性が出てくる腸内細菌です。
悪玉菌が増えると、腸内環境が悪くなり、それによって腸の働きが悪くなるので、
便秘になることや、肌の乾燥やにきび、吹き出物などの肌トラブルにつながることもあります。
腸の働きが落ちるということは、食べ物の消化・吸収のパワーも落ちてしまい、
体が必要としている栄養がしっかり体中に行き渡らなくなってしまいます。
善玉菌と悪玉菌の関係・バランス
善玉菌と悪玉菌の関係
人の腸内細菌は、「善玉菌」と「悪玉菌」と、
そのどちらでもない中間の菌「日和見菌(ひよりみきん)」と、
大きく分けて3種類で構成されています。
人の腸内細菌はこれら3種類を更に分類して、約1000種類、
合計すると100兆個も生息しているといわれています。
善玉菌と悪玉菌のバランス
🔶 善玉菌 ⇨ 「腸内環境を良くし、体の免疫力を高める」
🔷 悪玉菌 ⇨ 病気の引き金であったり、体にとって害をもたらす可能性が出てくる
体の健康には、善玉菌を増やすことが重要なのは、なんとなくイメージ出来ると思います。
そのため、善玉菌の材料やエサとなる、
オリゴ糖や食物繊維・糖質などが必要になってきます。
ただ、善玉菌は良い働きで、悪玉菌は悪さをするということだと、
悪玉菌はなくしていった方が良いのでしょうか??
じつは、悪玉菌は悪さだけではなく、
「お肉などのタンパク質やアミノ酸を分解し、便として排泄する」という働きも持っているので、
完全になくなってしまうとタンパク質の分解がうまくできなくなってしまいます。
なので、悪玉菌も一定数必要だが、
増えすぎるといけないという考え方になります。
善玉菌と悪玉菌と日和見菌のバランスは下記の通りです。
理想的な善玉菌:悪玉菌:日和見菌のバランス
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
バランスが崩れてしまうと、一気に悪玉菌の悪さが表に出てしまう可能性が高くなります。
善玉菌と悪玉菌の関係:まとめ

いかがでしたでしょうか?
善玉菌と悪玉菌の働きやバランスについてご紹介させて頂きました。
🔶 善玉菌 ⇨ 「腸内環境を良くし、体の免疫力を高める」
🔷 悪玉菌 ⇨ 病気の引き金であったり、体にとって害をもたらす可能性が出てくる
お肉などのタンパク質やアミノ酸を分解し、便として排泄する働きも持っている
理想的な善玉菌:悪玉菌:日和見菌のバランス
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
悪玉菌は完全にいらないわけではないが、増やしてはいけない。
バランスが大事!
善玉菌を増やして腸内環境を良くしていきましょう!
乳酸菌・ビフィズス菌を取ることがまず思いつきますが、
善玉菌の材料やエサとなる、オリゴ糖や食物繊維・糖質なども必要なので、
一緒に覚えておきましょう!